「子どもがぐずって泣き止まない…」 「何をしても機嫌が直らない時、どうすれば?」
そんな窮地に何度も救われた、パパのみなさんへ。
こんにちは。5歳と1歳の男児を育てる父親です。現在1歳5ヶ月の次男は、眠たい時、構ってほしい時、思い通りにならない時、よく泣きます。そして、いざ泣き始めると何をしても泣き止まないことも…。
今回は、我が家で実際に「1歳児の泣き声を笑顔に変えた実績のある絵本」を4冊ご紹介します。
1. 『しましまぐるぐる』〜視覚に訴える最強の気分転換ツール〜
著者: かしわらあきお
対象年齢: 0歳〜2歳
読み聞かせ時間: 約2分
この絵本は、0歳児でも見やすい高コントラストの視覚デザインが特徴。白黒のしましまと鮮やかな色のぐるぐる模様が、泣いている子どもの注意を一瞬で引きつけます。
科学的に見ても、赤ちゃんの視覚は生後3ヶ月頃まで明暗しか識別できず、その後徐々に色を認識するようになります。この絵本は、その発達段階に完璧に合致したデザインなのです。
我が家では。。。
特に効果的なのは以下のようなシチュエーション:
- 眠たいけど眠れない時
- おもちゃを取り上げられて怒っている時
- 抱っこから下ろした瞬間の「ギャン泣き」
印象的だったのは、スーパーで買い物中にぐずった時。バッグから取り出してページを開いた瞬間、泣き声が止まりました。その後、レジを通るまでずっと絵本を見ていてくれたおかげで、スムーズに買い物を終えることができました。
パパポイント: ページをめくるスピードを変えると、より効果的。最初はゆっくり、子どもが興味を持ったら少し早めにめくると、飽きずに見続けてくれます。
2. 『くだものいろいろかくれんぼ』〜型抜き絵本で興味を一瞬で引く〜
著者: いしかわこうじ
対象年齢: 0歳〜3歳
読み聞かせ時間: 約3分
この絵本の最大の特徴は、型抜き(穴あき)構造になっていること。泣いている子どもでも、「何これ?」という好奇心が顔を覗かせます。
1歳児は「見る」だけでなく「触る」ことで物を理解します。穴に指を入れたり、ページをめくって「答え」がわかった時の驚きが、泣いている状態から一気に興味津々モードへと切り替えてくれます。
パパポイント: 穴の部分を指で触らせながら「なにかな?」と言って、ページをめくって「フルーツの名前+色」を言うと、言葉の学習にもなります。
3. 『はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!』〜いやいや対策にも効果的〜
著者: くぼまちこ
対象年齢: 1歳〜3歳
読み聞かせ時間: 約3分
1歳後半になると、「歯磨きイヤイヤ」「お風呂イヤイヤ」で泣くことが増えます。この絵本は、そんな「イヤイヤ泣き」に特に効果的。
歯磨きを「電車ごっこ」に見立てることで、嫌いなことが楽しいことに変わる魔法的な要素があります。
我が家では。。。
歯磨きの時間になると必ず泣いていた次男(1歳3ヶ月頃)。この本を導入してから、歯磨きタイムがガラッと変わりました。
今では「歯磨き電車まだ?」と聞いてくるように。泣き止むだけでなく、積極的に歯磨きに参加するようになったのは予想以上の効果でした。
長男の時も、2歳のイヤイヤ期にこの本にかなり助けられました。歯磨きだけでなく、他の「イヤイヤ」の時も、電車の絵本として読んであげることで泣き止むことが多かったです。
パパポイント: 実際の歯磨きの時に「しゅっぱつしんこう!」「がたんごとん」など、絵本の言葉を使いながら磨くと、より効果的です。
4. 『だるまさんが』〜泣き顔が笑顔に変わる魔法の絵本〜
著者: かがくいひろし
対象年齢: 0歳〜3歳
読み聞かせ時間: 約2分
この絵本は予測と驚きの絶妙なバランスが特徴。「だるまさんが…」の後に続く展開が毎回違うため、泣いている子どもでも「次は何?」という期待感が湧きます。
特に「だ・る・ま・さ・ん・が」と文字が揺れる様子は、リズミカルで心地よく、読み手の体の動きも自然に大きくなるため、泣いている子どもの注意を引きやすいです。
パパポイント: 「だ・る・ま・さ・ん・が」の部分で実際に体を一緒に揺らすと、子どもも真似してくれて、泣いていたことを忘れてしまいます。
1歳児が泣き止む絵本の共通点
実際に使ってみてわかった、「泣き止む絵本」の特徴:
1. 視覚的インパクトが強い
- はっきりした色合い
- シンプルで大きな絵
- 動きを感じる構成
2. 触れる要素がある
- 穴があいている
- 手触りが楽しい
- ページが厚く丈夫
3. リズムやテンポがある
- 繰り返しの言葉
- 読みやすいリズム
- 予測しやすい展開
4. 短くて飽きない
- 1〜3分で読み終わる長さ
- 集中力が持続する内容
- 何度読んでも楽しめる構造
まとめ:絵本は最高のお守り
今回ご紹介した4冊は、我が家で実際に「1歳児の涙を笑顔に変えた実績」のある絵本です。もちろん、その日の気分や状況によって効果は異なりますが、少なくとも「何も効かない」という状況で試す価値は十分にあります。
特に重要なのは、絵本を読むことで親自身も落ち着くということ。子どもが泣き止まない時、つい親もイライラしてしまいがちですが、絵本を読むことで自然と優しい声になり、その雰囲気が子どもにも伝わります。
我が家では、これらの絵本を車、リビング、寝室など、いつでも手に取れる場所に置いています。そして何より、泣き止ませるためだけでなく、その後の親子時間を楽しむツールとしても活用しています。
明日からでも、そばに1冊置いてみてください。きっと、思わぬ場面で「助けられた!」と感じる瞬間があるはずです。
この記事は、実際に1歳5ヶ月の息子が泣き止んだ体験に基づいています。効果には個人差がありますが、困った時の選択肢の一つとして、ぜひお試しください。

