元図書館勤務パパが教える読み聞かせのコツ【図書館員→新米パパの試行錯誤から学んだ7つの法則】

読み聞かせ

こんにちは。5歳と1歳の男児を育てる父親です。
実は私、子どもが生まれる前は図書館で働いていて、読み聞かせ会も担当していました。

だから、子どもができた時は正直こう思ってたんです。
「読み聞かせなら余裕っしょ!」 と。

…が、現実は甘くなかった。

本を投げる。ページを破ろうとする。挙句の果てには私の顔面に本をぶつける始末。

この時気づいたんですよね。
図書館の読み聞かせは「イベント」、でも家庭は「日常」。
必要なのは“技術”より“愛嬌”だったわけです。

そんな失敗だらけのパパが、試行錯誤の末にたどり着いたコツを、こっそりお教えします。


1. 遊び相手になるつもりで

まず大前提。
「上手く読もう」なんて思わなくていいです。

というか、私がそう思って失敗しました。
無理に声色を変えて、間を取って、プロっぽく読んだら…
→ 息子「……(無反応)」
→ パパ「(やばい、すべった)」

でも、「がおー!」って叫んだら、急にニヤリ。
一緒に「がおー!」と返してくれて、そこからは爆笑タイム。

棒読みでもいい。
一緒に声を出して、一緒に笑えばそれでOK。
“朗読”じゃなく“遊び”のつもりでやると、むしろ盛り上がるんです。

パパポイント: 恥ずかしい?大丈夫、子どもは「演技派パパ」より「一緒に遊ぶパパ」の方が好きです。多分。いや、絶対。


2. パパのセンスは通用しない

図書館では「この年齢にはこの本が良い」って選んでました。
でも、家庭では子どもが選ぶ方が断然うまくいく。

特にうちの次男(1歳)は、なぜか毎晩『じゃあじゃあびりびり』を選びます。
正直、パパ的には「またこれか…」と思う日もあるけど、やっぱり嬉しそうにページをめくる。

「良い本かどうか」より「本人が好きかどうか」
これがすべて。

ちなみに、5歳の長男は「今日はこれとこれと…」と3冊くらい選んできますが長くなりそうな時は「じゃあ、どれか1冊にしようか」と交渉です



3. 表紙と裏表紙も遊び場

絵本って、表紙や裏表紙もけっこうネタの宝庫なんです。
図書館では時間の関係でどんどん次に行きますが、家ではゆっくり。

たとえば『ぐりとぐら』。
本編が終わっても、表紙のカステラを見ながら「これ食べたくない?」って聞くだけで5分は盛り上がる。

「本の最後」=「遊びの始まり」
親も一緒に余韻を楽しむ。これ、おすすめです。


4. はっちゃけたもん勝ち

図書館勤務時代は「上品に」読んでました。
でも家庭なら、そんなの関係ない。

『じゃあじゃあびりびり』を読む時、
「びりびりー!!」って大声で叫んだら、次男がケタケタ大笑い。
最初は恥ずかしかったけど、笑顔を見たらどうでもよくなりました。

パパが楽しそうなら、それだけで大成功。

むしろ「パパ、うるさいよ」って言われるくらいがちょうどいいです。


5. 途中でやめる勇気

長男が2歳くらいの頃、読み聞かせ中に集中力が切れてグダグダになることがよくありました。

その時、無理に最後まで読もうとすると…
→ お互いストレス
→ 読み聞かせ=めんどくさい時間 になる悪循環。

それからは、「今日はここまで」に切り替え。
『ぐりとぐら』なら「カステラ作り始めたとこまで」みたいに区切って、
翌日に「昨日の続き読む?」と聞くと、意外と楽しみにしてくれる。

無理しない。ダラダラしない。で、また明日。
このくらい肩の力抜いた方がうまくいきます。


6. 仕掛け絵本・探し絵本のススメ

読むのが面倒な日、ありますよね?

私はしょっちゅう。むしろ毎日。

でも読み聞かせって、何も文章を全部読む必要はないんですよね。
うちでは『きんぎょがにげた』を使って、「どこだ?」って探す遊びをよくやります。

むしろ子どもが主役で、パパはツッコミ役に回るくらいがちょうどいい。

探し絵本、仕掛け絵本、図鑑系…
「読まないけど楽しい本」は、読み聞かせが苦手なパパの強い味方です。

パパポイント: 手抜きじゃありません。省エネです。エコです。地球に優しい読み聞かせです。SDGsです


7. 子どもの反応を拾いまくる

子どもが「あー!」と指差したら、パパも「あー!ほんとだ!」
これ、地味だけど超大事。

次男がちょっと笑っただけでも「お、笑ったね!」って返すと、そこからさらに笑いが広がる。

「共感の連鎖」が家庭の読み聞かせの真髄。

恥ずかしがらず、乗っかっていくと自然と楽しい時間になります。


まとめ

図書館での経験があるからこそ言えますが、
家庭の読み聞かせは“上手さ”より“楽しさ”が全て。

正直、疲れてる日もあるし、面倒だなって思うこともあります。
でも、そんな日は短い絵本でも、探し絵本でもOK。
一緒にちょっと笑えたら、それだけで十分な「親子時間」です。

完璧じゃなくていい。
むしろ「適当だけど楽しい」のが家庭流。

今では5歳の長男が1歳の弟に読み聞かせする場面も増えました。
拙い読み方でも、弟はゲラゲラ笑ってます。

それを眺めながら、
「ああ、これでいいんだな」
って思う今日この頃です。


図書館のプロが家庭で玉砕した話、いかがでしたか?完璧じゃなくていいんです。むしろ完璧じゃない方が、子どもは安心するみたいです(負け惜しみ)。

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